この記事を読んでいるあなたは”オーディオブックを聴いているけど、正直思ったより頭に入らない。”そう感じている方ではないでしょうか?
オーディオブックは非常に便利な教材ですが、まだ日本であまり浸透していないからか「間違った使い方」をしている人が非常に多いです。
どんなに良い道具であっても、それを正しく使わない限り100%の効果は発揮できません。
この記事では、オーディオブックが頭に入らない理由と、どうすれば効果的にオーディオブックを使うことが出来るのか?について解説します。
オーディオブックが頭に入らない理由とは?
突然ですが、質問です。
あなたは「耳」と「目」どちらの方が情報収集能力が高いかご存じですか?
答えは、「目」です。
人間は、聴覚、嗅覚、味覚など、さまざまな感覚がありますが、90%以上の情報量が視覚から入ってきているといわれています。
「百聞は一見に如かず」ということわざもある通り、やっぱり見るのが一番イメージ湧くんですよね。
さて、上記の理由を踏まえて、何故オーディオブックが頭に入らないのか?という事を見ていきます。
①そもそも聴く回数が足りていない
耳に入らない理由というのは、簡単です。
頭に入らない・・・と悩む人のほとんどは聴く回数が足りていないと考えられます。
オーディオブックを日本で一気に浸透させたメンタリストのDaiGoさんも、「オーディオブックは何度も繰り返し聴くことで初めて効果を出す」とおっしゃっています。
特に、初めて聞くオーディオブックなんかは、ちょっと集中力を削いでしまうと、いま何の話をしていたかすぐにわからなくなってしまいますよね。
オーディオブックを使う場合、何回か繰り返し聴くを前提に選ぶことが重要です。
ちなみに、小説やライトノベル等、ちゃんと聴かないとストーリーが理解できないものに関しては、集中して一度で聴くようにしましょう。以下で解説しているのは、ビジネス書等を中心にした考え方です。
②ちゃんと聴こうと集中しすぎている
次に多いのが、「1度で全部聴こうと”作業を止めて”集中して聴いてしまう」ケースです。
なかなか頭に入ってこないのであれば、いっそ集中して聴き切ってしまおう!とおもうのもわからなくはありません。
ただ、オーディオブックを使うのであれば、これはあまりお勧めすることが出来ません。
というのも、オーディオブックは、1本あたり5時間~10時間ほどかかるケースがほとんどです。
ですが、人間の集中力は長くても60分~90分の為、1冊のオーディオブックを聴き終えるころにはほとんどの人の集中力が途切れてしまうんですね。
そのため、途中でスマホをいじってしまったり、再生を止めてしまい、オーディオブックを使わなくなってしまいます。
オーディオブックを聴くときのポイントは”いっぺんに全部を聴きとろうとしない事”これが重要です。
③適切なタイミングで聴けていない
意外と重要なのが「どのタイミングでオーディオブックを利用するか?」です。
作業中に聴けばOKという言葉が良く並びますが、実はオーディオブックを聴くのに、適した作業と適していない作業があります。
対して、本を読んでいる時や勉強をしている時は、”何か別な事を考えている状態”です。
こうなってしまうと、オーディオの内容はほとんど入ってきません。更に、場合によっては本来自分がすべき作業の邪魔をしてしまうケースもあります。
では、オーディオブックをどのように聴いたら良いのか?次に解説していきます。
オーディオブックの正しい聴き方とは?
では、オーディオブックを正しく聴いて、内容を理解する方法を解説していきます。
①最低7回!音声速度も実は重要!
オーディオブックを利用する場合、最低7回読むことを前提として聴いてみてください。
私がおすすめする方法は以下です。
- 【1~3回目】通常速度で聴く
- 【4~5回目】1.5倍の速度で聴く
- 【6~7回目】3.5倍で聴く
最初は、通常速度で3回聴いてみましょう。「あんまり頭に入っていないなぁ・・」と思って1~2回目でやめてしまうのが一番勿体ないです。
最初の1~2回目で、集中して聴けないからと積んでしまうのが、オーディオブックあるあるです。内容が入ってこないことに、最初は少しストレスを感じるのですが、気にせず読み進めましょう。
安心してください。何度か読み進めるうちに、内容を少しずつ理解できるようになります。そしたら、スピードを上げてみてください。
何度も聴くことによって、スピードが速くても全体像をとらえられるようになってきます。
②ながら聴きを当たり前にしよう
オーディオブックを聴くときは、「ながら聴き」を当たり前にすることが重要です。
ながら聴きとは、内容のすべてを集中して聴こうとしないで、何か作業をしながら聴くことです。
これをやってみると驚くことがわかります。
自分が読んでいる本の中で、興味のあるトピックや、何度も気になってしまう箇所が自然と浮かび上がってくるのです。
こうした効果を「カクテルパーティ効果」といい、自分に必要な事柄だけを選択して聴きとることが出来るようになります。
特に、ビジネス書などの場合、自分の知識として絶対にインプットしたい箇所がわかるため、カクテルパーティ効果を前提とした本の読み方をしてみると良いと思います。
③勉強中・文章を書いてるときは聴かない
作業中に聴けばOKという言葉が良く並びますが、実はオーディオブックを聴くのに、適した作業と適していない作業があります。
オーディオブックに適した作業
- 料理や家事をするとき
- 徒歩、自転車、電車、車などの移動・通勤するとき
- 運動をしているとき
- スマホを触っているとき
- ゲームをやっているとき
- プラモデルや工作、手芸など手を動かしているとき
オーディオブックに適していない作業
- 資料作成や執筆作業中
- 勉強中
- 本を読んでいる時
この2つの違いは「オーディオ以外に自分の頭を使っている作業かどうか」です。
例えば、散歩をしている時は、頭を使うポイントってほとんどありません。せいぜい人に話かけられた際くらいですよね。
小学生の時に、「勉強中は日本語の音楽を聴かないほうが良い」と教わった経験はありませんか?
勉強中にオーディオブックを聴いてしまうと、オーディオブックに脳のリソースが分散されてしまい、内容があまり入ってこないようになってしまうんですね。
勉強するときや、執筆作業中には、オーディオブックを使うと本業がおろそかになってしまうので、注意してくださいね。
まとめ
以上、本日は「なぜ、あなたのオーディオブックの聴き方では、内容が頭に入ってこないのか?」について解説してきました。
まとめると・・・
オーディオブックが頭に入ってこない理由は以下の3つ
- 聴く回数が足りていない
- ちゃんと聴こうと集中しすぎている
- 適切なタイミングで聴けていない
からです。そのため、おすすめのやり方は
- 7回聴くことを前提とする。
- ながら聴きを当たり前にする。
- 脳のリソースがひっ迫するときは聴かない。
という事が、大切でした。
オーディオブックは「いろいろな場所で何度も聴きなおす」ことが重要です。
オーディオブックは、最初は頭に入ってきづらいですが、その壁を乗り越えて何度も聴きなおすことによって、最大限に効果を発揮します。
是非、あまり頭に入ってこない・・・と悩んでいる人も、この記事を読んだうえで、もう一度オーディオブックにチャレンジしてみてくださいね。
「あ、これが正しいオーディオブックの使い方だったんだ!」とびっくりすること間違いなしです。
また、オーディオブックは、オーディブルがかなりおすすめです。無料体験も出来るので、この機会に是非どうぞ。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。